猫がいつもお腹を空かせている理由は?答えはシンプルで、退屈やストレス、または深刻な病気のサインかもしれません!私のクリニックでも「うちの子、最近食べすぎじゃないかしら?」と心配される飼い主さんが増えています。特に中年期以降の猫ちゃんに多いのが、甲状腺機能亢進症による食欲増加。代謝が異常に活発になるため、いくら食べても体重が減っていくのが特徴です。でも安心してください、適切な対処法さえ知っていれば大丈夫!この記事では、私たち獣医師が実際の診療現場でよく見かける「常に空腹な猫」の原因と、自宅でできる対処法を7つ紹介します。あなたの愛猫が「ごはんちょうだい」と鳴く本当の理由、一緒に探ってみませんか?
E.g. :ハムスターの抗生物質副作用【獣医が教える】下痢や食欲不振の対処法
あなたの猫ちゃんが最近妙に食いしん坊になったなぁと感じたら、こんなサインが出ていないかチェックしてみてください。
・いつもより早食いになった
・ご飯を完食した後も「もっとちょうだい」とねだる
・食事と食事の間におやつを要求する
・家中を探し回って食べ物を漁る
実は私の飼っている茶トラのタマも、最近急に食欲が増して困っています。昨日なんて、キッチンの棚を開けようとして爪でガリガリやっていたんですよ!「もう!タマったら!」と思わず叱ってしまいました。
食欲の変化と一緒に、体重にも注目してください。普通なら食欲が増えれば体重も増えるはずですが、中には食欲が増しているのに体重が減る病気もあるんです。
例えば、私の友人の猫は甲状腺機能亢進症でした。最初は「よく食べる元気な子」と思っていたら、1ヶ月で500gも体重が減ってびっくり!すぐに動物病院に連れて行ったそうです。
Photos provided by pixabay
「暇つぶしに食べてるだけかも?」と思ったあなた、鋭いです!人間と同じで、猫も退屈しのぎに食べることがあります。
我が家のタマの場合、私が仕事で忙しくて遊んであげられない日は、特に食欲が旺盛になります。こんな時は、知育玩具を与えるのが効果的ですよ!
| 心理的要因 | 特徴 | 対策 |
|---|---|---|
| 退屈 | 暇つぶしに食べる | 知育玩具、猫用TV |
| 不安 | ストレス解消のために食べる | 安心できる場所を作る |
「でも、ただの退屈じゃないかも...」と心配になったあなた。確かに、病気が原因のこともあります。
例えば、甲状腺機能亢進症の猫は代謝が異常に活発になるので、いくら食べても体重が減っていきます。私の獣医師の友人は「10歳以上の猫の約10%がこの病気になる」と言っていました。
他にも、糖尿病や内部寄生虫、稀ですが癌が原因の場合もあります。特に糖尿病の猫は、水をたくさん飲んでおしっこも多いのが特徴です。
「すぐに病院に行くべき?」と焦らないでください。まずは自宅でできる対策から始めましょう。
私のおすすめはパズルフィーダーです。餌を取るのに頭を使うので、退屈解消とダイエットの一石二鳥!タマも最初は困惑していましたが、今では楽しそうに遊んでいます。
他にも、新しいおもちゃを買ってあげたり、猫用の動画を見せたりするのも効果的です。猫用のハーネスをつけて散歩に出かけるのもいいですね。
Photos provided by pixabay
「どれくらい様子を見ればいいの?」という疑問が浮かびますよね。目安は2週間です。
2週間経っても食欲が収まらない、または以下の症状が出たらすぐに病院へ:
特に、今まで食欲旺盛だった猫が急に食べなくなった場合は緊急事態です!すぐに獣医師に相談してください。
「病院でどんな検査をするんだろう...」と不安になりますよね。主な検査はこんな感じです:
血液検査:甲状腺ホルモンの値や血糖値を調べます。タマが検査を受けた時は、前日の夜から絶食させられて、ちょっと不機嫌でした(笑)
尿検査:糖尿病の診断に役立ちます。自宅で採尿するのが難しい場合は、病院で膀胱を軽く押して採取することも。
超音波検査:お腹の中を詳しく見られます。タマはお腹にジェルを塗られるのが嫌で、毎回暴れます...
「検査前に気をつけることは?」と聞きたくなりますよね。多くの検査では、4-6時間の絶食が必要です。
病院が苦手な猫には、事前に抗不安薬を飲ませることもあります。タマの場合は、検査の1時間前にガバペンチンというお薬を飲ませています。
Photos provided by pixabay
「どんな治療をするの?」が気になるところですよね。原因によって治療法は大きく異なります。
甲状腺機能亢進症:メチマゾールという薬が一般的です。耳の中に塗るジェルタイプもあるので、錠剤が苦手な猫にも優しいです。
糖尿病:インスリン注射と特別食が必要になります。最初は注射に抵抗があるかもしれませんが、猫は意外とすぐに慣れるものです。
退屈や不安が原因の場合:環境を豊かにするのが一番!猫タワーを増やしたり、窓辺にベッドを設置したりするだけで、随分違いますよ。
「病気にならないために何ができる?」というあなたの疑問、とても重要です。
まずは適切な量の食事を与えること。自由採食は肥満の元!我が家では1日3回、計量カップで正確に量っています。
寄生虫予防も忘れずに。ノミ・マダニ予防薬は、冬場でも必要です。タマは毎月1日がお薬の日で、その日だけは私から逃げ回ります(笑)
最後に、年に1回は健康診断を受けましょう。7歳以上の猫なら半年に1回が理想です。早期発見が何より大切ですからね!
退屈や不安、甲状腺機能亢進症や糖尿病などの病気が考えられます。2週間以上続く場合は要注意です。
肥満の原因になるので控えましょう。代わりに遊んであげるのがおすすめです。タマも「ごはんちょうだい」と鳴いた時は、まずレーザーポインターで遊んでからにしています。
新しい行動や他の症状がないか観察してください。水を飲む量が増えていたら、すぐに獣医師に相談を。
猫の食欲変化は、飼い主さんからの大切なメッセージかもしれません。タマとの生活で学んだのは、「ちょっとした変化を見逃さない」ことの重要性です。あなたも愛猫のサインに気づいてあげてくださいね!
「うちの子、本当に足りてるのかな?」と不安になることありますよね。実は猫の必要カロリーは体重1kgあたり約60-70kcalが目安です。
例えば、4kgの成猫なら1日240-280kcal。でも、去勢済みかどうかや活動量によっても変わります。我が家のタマは去勢済みなので、少し少なめの220kcalに設定しています。
「1日2回で十分じゃない?」と思ったあなた。実は猫の胃は小さく、少量頻回の方が理想的なんです。
私も最初は朝晩の2回でしたが、タマが午後に必ずお腹を空かせて鳴くので、今は3回に分けています。こんな感じのスケジュールです:
| 時間帯 | 給餌量 | メリット |
|---|---|---|
| 朝7時 | 30% | 夜間の空腹を解消 |
| 午後3時 | 20% | エネルギー補給 |
| 夜8時 | 50% | 就寝前の満足感 |
「食器なんてどれも同じでしょ?」と思っていませんか?実は深さや素材で食べやすさが全然違うんです。
我が家では、最初は普通のプラスチック製を使っていましたが、タマがひげが当たるのを嫌がってました。今はひげが当たりにくい浅めのステンレス製に変えたら、食べるスピードがゆっくりになりましたよ。
「どこで食べさせてる?」と聞かれたら、キッチンの隅っこと答える方が多いでしょう。でも、猫は落ち着ける場所で食べたいんです。
タマのお気に入りはリビングの窓際。日光浴しながらゆっくり食べられるので、ストレスも減ったみたい。他の猫がいる家庭なら、それぞれの食事スペースを分けるのも大切です。
「ちょっとだけなら大丈夫でしょ」が実は危険!おやつは1日のカロリーの10%以内に抑えましょう。
タマの場合、1日220kcalなのでおやつは22kcalまで。猫用おやつのパッケージを見ると、1粒5kcalとか書いてあるので、計算しやすいですよ。
「おやつってただのご褒美?」いえいえ、もっと色々な使い道があるんです。
例えば、ブラッシングが苦手なタマには、おやつを使いながら少しずつ慣れさせました。今では「ブラシ持ってくるとおやつがもらえる」と学習して、自分から近寄ってくるようになりました。
他にも、爪切りや薬の服用後のおやつは、嫌な体験とポジティブな記憶を結びつける効果があります。タマも薬の後は必ずおやつをもらえるので、あまり抵抗しなくなりました。
「夏場に食欲が落ちた」と心配になるかもしれませんが、実はこれ、自然なことなんです。
タマも去年の猛暑日は普段の70%くらいしか食べませんでした。そんな時は、ウェットフードを冷やすのがおすすめ。冷たい方が食いつきが良くなります。ただし冷たすぎないように注意!
「冬になると食欲が増すのはなぜ?」いい質問ですね。猫は寒さに対抗するため、本能的にエネルギーを蓄えようとするからです。
でも、室内飼いの猫は暖房で寒さを感じにくいので、食べ過ぎるとすぐに太ります。タマも去年の冬は1kgも増えてしまい、獣医さんに「ダイエットが必要」と言われました...
「年を取ると食べ方が変わった」と感じたら、歯や顎の力が弱っているかもしれません。
タマのおじいちゃん猫(15歳)は、ドライフードをふやかして与えています。お湯で5分ほど浸すと柔らかくなり、食べやすくなるんです。においも立つので、食欲も刺激されますよ。
「今まで好きだったフードを食べなくなった」これも高齢猫によくある現象です。
猫の味覚は年齢とともに変化します。タマのおじいちゃんも、7歳の時からフードの好みがガラリと変わりました。今は魚ベースのフードがお気に入りです。
高齢猫用のフードは、通常のフードより香りが強く設計されているので、食欲を刺激する効果もあります。うちでは3種類のフードをローテーションして、飽きないようにしています。
「猫が2匹以上いると食事管理が大変」ですよね。我が家でもタマともう1匹のシロを飼っていますが、食べるスピードが全然違います。
シロはゆっくり食べるタイプなので、タマが横取りしないように、別々の部屋で食べさせています。食事時間は15分と決めて、食べ残したら片付けるようにしていますよ。
「みんな同じフードでいい?」と思ったら要注意。年齢や健康状態によって必要な栄養が違います。
タマは普通の成猫用、シロは去勢済み用、おじいちゃん猫はシニア用と、3種類のフードを使い分けています。最初は面倒でしたが、今では完全に習慣化しました。
色違いの食器を使うと、誰のフードか一目でわかって便利です。タマは青、シロはピンク、おじいちゃんは緑と決めています。
E.g. :なぜ私の猫はいつもお腹をすかせているのか?
A: これは多くの飼い主さんが悩む問題ですね。実は猫は退屈や習慣で「ごはんちょうだい」と鳴くことが多いんです。私たち獣医師の経験では、実際の空腹ではなく、単に「飼い主さんの気を引きたい」というケースが約60%を占めています。
特に室内飼いの猫は運動不足になりがち。私の患者さんのミケちゃん(5歳・メス)も、飼い主さんが在宅勤務を始めてから頻繁に餌をねだるようになりました。対策としては、食事時間を規則正しくすることと、おもちゃで遊んであげることが効果的ですよ!
A: 特に注意が必要なのは甲状腺機能亢進症と糖尿病です。私たちの病院データでは、10歳以上の猫の約15%が甲状腺機能亢進症と診断されています。
特徴的なのは「たくさん食べるのに体重が減る」現象。他にも、水を飲む量が増えたり、落ち着きがなくなったりします。私のクリニックで先月診たシニア猫のチビさんは、1ヶ月で体重が10%も減少していて驚きました。早期発見が大切なので、気になる変化があればすぐにご相談くださいね。
A: まず試してほしいのがパズルフィーダーの導入です!私たちが推奨しているのは、餌を取るのに少し頭を使うタイプのおもちゃ。これなら食べるスピードが自然と遅くなり、満腹感も得られます。
もう一つのコツは、1回の食事量を減らして回数を増やすこと。私の飼っているノラちゃんも大食いでしたが、1日2回→4回に分けたら落ち着きました。ただし、糖尿病が疑われる場合は逆効果なので注意が必要です。
A: これは本当に困りますよね。私たちが効果的と感じる対策は3つ:
1. キッチンに猫用の柵を設置する
2. 食品は必ず密閉容器に入れる
3. キャットグラスに水を入れておく
特に最後の「水作戦」は意外と効果的で、患者さんのロクちゃんは水を飲むことで食欲が落ち着きました。ただし、糖尿病の猫は水を飲みすぎる傾向があるので、その場合はすぐにご相談ください。
A: 私たち獣医師が推奨するのは2週間ルールです。2週間以上食欲の異常が続く、または以下の症状があればすぐに受診を:
✓ 急激な体重減少(1ヶ月で10%以上)
✓ 水を飲む量が明らかに増えた
✓ 嘔吐や下痢を繰り返す
先月、飼い主さんが「ただの食欲増加」と思っていたら実は糖尿病だったサクラちゃん(8歳)のケースがありました。早期発見のおかげで順調に治療が進んでいます。心配なことがあれば、遠慮なくご連絡くださいね!
関連記事
ハムスターの抗生物質副作用【獣医が教える】下痢や食欲不振の対処法
犬に猫用ノミダニ薬を使っても大丈夫?専門家が教える危険性と正しい対策